活用事例
国立大学野球部
BUKATSUアンケートはこれまで見えなかった部分も可視化できるので、参考になるのではと思い実施しました。
なぜBUKATSUアンケートを実施しようと思いましたか?その理由を教えてください。
質問項目は、それぞれが、部活動においての目標と考えることができるようになっています。チームの平均点や個人がつけた評価が低かった質問項目は、アンケート結果の一覧表からわかるようになっていますので、それらをチームや個人の目標として設定することで、チームの課題が克服され、チームが強化されます。
自分に関する目標だけでなく、自分以外の人や社会のことも考えて目標が設定できるようになっていますので、昨今の「勝利至上主義」とは一線を画す、部員の競技力と社会性の両方が育つ、バランスの良い価値観を育てることができるようになっています。
アンケート結果をその後の部活動運営・指導にどのようにいかしたのか具体的行動を教えてください。
正直なところ、「アンケートだけで正確性が確保できるのか?」「本当に可視化できるのか?」という思いがありました。しかし、回答結果で分類された群や個々のポジションには驚くほど納得しましたし、新しい気づきも与えてくれるものでした。これまで私が気付いていなかったチームの強みや弱みも知ることができ、結果を参考に適切な対応がとれるようになりました。
私から見ると「チームに貢献してくれている」と思う部員でも、「『チームへの貢献』に対して自信を持っている部員が少ない」という結果が出ました。そこで、少人数グループ(4~5人)に分け、「貢献」についてミーティングを行いました。
アンケート結果をその後の部活動運営・指導にどのようにいかしたのか具体的行動を教えてください。
ミーティングの結果、「貢献」に関して部員同士の意識が高まり、率先して練習の手伝いをする選手が増えました。また、手伝ってもらった部員が感謝を言葉で伝えるようになったことも変化の一つです。何より私たち指導者側が、そうした「貢献」という視点を意識させていなかったのだなあと反省させられたのが一番大きかったと思います。